大学院理工学研究科(水戸地区)

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茨城大学大学院 理工学研究科

茨城大学には、大学院理工学研究科が設置されています。理学部を卒業後、さらに進学して研究を続けたい場合には、大学院に進学して、専門的研究を続けることができます。 理工学研究科は、2年制の博士前期課程(修士課程)と3年制の博士後期課程(博士課程)からなっています。ここでは、様々な分野の最先端の研究にふれることができます。 卒業研究で研究の面白さにふれて、もう少し研究を続けたいと、大学院に進学する学生も増えています。最近の進学者の人数は、理学部卒業生の半数近くに達しています。 皆さんも、ぜひ茨城大学大学院理工学研究科に進学して最先端研究にふれられるよう、学部での勉強に励んでください。

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大学院理学研究科 02

菊池 義智(2004 年度博士後期課程修了) 独立行政法人産業技術総合研究所 特別研究員

大学院理学研究科 01

皆さんは大学院と言うとどのような所を想像していますか?ばく然と、「研究をする所」でしょうか。では、「研究」とは何なのでしょう?何も、難しい実験をすることばかりが研究というわけではありません。ごく簡単に言えば、研究とは「誰も答えを見つけていない物事に、自分で考え答えを与えること」ではないでしょうか。この「自分で考える」力は、自然の謎を解き明かしていく際に、また、社会に出て仕事をする時に、専門的な知識を蓄えること以上に重要だと私には思えます。ただ実験や調査を行うだけではなく、講義やゼミでの討論を通して自立的に研究を進める力を培う場が大学院であり、茨城大学大学院にはそのために十分なプログラムが用意されています。 研究者を目指し、研究をさらに大きく発展させていくためにも茨城大学理工学研究科は恵まれた環境を提供してくれます。大学院には幅広い分野の魅力的な研究室がそろっています。また近隣には筑波研究学園都市があり、国内有数の研究所が建ち並んでいます。大学院の研究室はこれらの研究所と協力して研究しているところも多く、そこで指導を受けている大学院生もいます。また、本人のやる気次第で、国際学会への参加、海外研究者との交流など、世界への扉も開かれています。私自身は、カメムシやヒルに共生するバクテリアについて研究をしていますが、修士課程の途中から産業技術総合研究所にお世話になり、自らの研究を進めるとともに、第一線の研究に直接触れ、肌で感じる機会を得ることができました。さらに、卒業後は米国コネチカット大学にて研究員として更なる研究を行う機会を得ることもできました。帰国後の現在は、同研究所の研究員として充実した研究生活を送っています。研究にはさまざまな困難がともないますが、茨城大学で培われた知識と考える力が確かに今の私を支えてくれています。 研究に興味を感じる皆さんは、ぜひ頑張って、大学院に進学するという道も考えてみてください。

山田 真澄(2003 年度博士後期課程修了) 自然科学 研究機構国立天文台 研究員

大学院理学研究科 03

このパンフレットを手にしている皆さんは、理学部、自然科学に興味を持たれている事と思います。大学の理学部で学ぶ自然科学とは、自然界にある様々な物事の仕組みを解き明かそうという学問です。 ところで多くの人は、それが一体何の役に立つのかさっぱり分からないと思うかもしれません。そのとおり。実はそれが何の役に立つのかは、それを研究している科学者自身にも分からないという事がよくあります。ですがその一方で、何十年前、あるいは百年以上前に発見された物事が礎となって、画期的な発明や発見に繋がっていくという事もあるのです。現代社会において私達は、発見当時には"何の役に立つ のか想像もつかなかった"学問に支えられて暮らしていると言って良いかもしれません。分野を問わず基礎的な研究というものはその恩恵を実感し難いのですが、これらの発展があってこそ、それを応用した全く新しいものが生まれ、私達の日常に変化をもたらしているという事を忘れてはならないでしょう。 茨城大学理学部で研究され、そして学ぶことが出来るのはそんな科学の発展を支える土台ともいえる部分です。大学院では、様々な自然科学分野の研究活動に参加し、それを通じて研究者としての知識はもちろん、その視点や姿勢をも学ぶことができます。この経験は皆さんが将来、研究者になる・ならないに関わらず、必ず役に立つ事でしょう。また、もしかするとその過程で今までの常識を覆すような発見があるかもしれませんね。 私は茨城大学大学院で分子分光学という分野を専門に研究していました。その中で私が行ったのは、分子を極めて高い精度で観測した末に現われる誤差についての研究でした。現在はその時の実験で培った観測装置に関する知識を基に、国立天文台のALMAプロジェクトで電波望遠鏡の開発に携わっています。ALMA望遠鏡はこれまでにない高い性能が求められている為、その開発には多くの研究的要素があり、今私はそのことに大きなやりがいを感じています。 高校や大学在学中に、自分は成績が良くないから??、という理由で大学院進学を諦める必要はありません。もちろん研究に知識は必要ですが、それ以上に重要なのは何かを知りたい、明らかにしたい、という心であると思います。もしその様な気持ちがあるのなら、大学院への進学もきっと良い選択になるのではないでしょうか。